冷え性

冷え性

どんな病気?

「冷えきった身体が、暖かい部屋に入ってもなかなか温まらない。」
「夏、冷房の効いた部屋に入ると、特に手足が冷えているように感じる。」
これらが冷え性の始まりです。
冷え性は、身体の手・足以外の部分は暖かく、冷たくないのに対して、手や足は暖まらず、冷えているような感じが続くことです。
冷え性に伴う慢性的な血行障害として「しもやけ」「肌あれ」「腰痛」「肩こり」などが起きます。

原因

一般的に女性に冷え性が多いのは、ホルモンの変動と、それに伴う自律神経のバランスの乱れが考えられます。
また、女性は男性に比べて皮下脂肪が多く、熱を通しにくい脂肪は、一旦冷えると温まりにくい性質があります。
更に、男性に比べて血流の多い筋肉が少ないことも関係しています。
間違ったダイエットも冷え性の原因になります。たんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂肪などの摂取不足から栄養失調を生じるためです。

症状の現れ方

冷え性になると、手足が冷えるだけでなく、下記のような様々な症状が現れます。
自分が冷え性なのか、そうではないのか、下記を参考にチェックしてみましょう。

  1. 頭痛・肩こりがひどい
    血液の循環が悪いために起こります。
  2. 風邪をひきやすい
    神経体温を調整する自律神経が弱っているために、適切な体温調節ができないため、身体が弱りやすく、風邪をひきやすい体質になります。
  3. 腹痛や下痢が多くなる
    身体の冷えとともに、お腹も冷え、腹痛や下痢を起こすことが多くなります。
  4. アレルギーや肌荒れがひどくなる
    代謝が悪くなるため、吹き出物やアレルギーなどで肌荒れが目立つようになります。
  5. 胃がもたれる
    自律神経が弱っているため、消化液の分泌を抑制してしまい、食べ物をうまく消化できず、結果として胃もたれを発症してしまいます。
  6. 体力の低下、疲れやすい
    毛細血管が収縮してしまうため、末梢血管まで酸素を運ぶ力が低下し貧血を起こしたり、身体がだるくなったりします。
  7. 夜が眠れない
    手足が冷えてしまい、集中して眠ることが出来なくなることがあります。

治療法

「冷え性」になってしまったら、日常生活において、下記に注意しましょう。

  • ぴったりした衣服は身体を締め付け、血行を悪くします。
    また、薄着は急激に身体を冷やしてしまうため、発症しやすくなります。
    夏場、冷房の効いた場所へお出かけの際は、上着の持参をお勧めします。
  • 低血圧の方は、健康な方に比べて血液を運ぶ力が低下しています。
    そのため体力が低下してしまいます。
    また、過度のダイエットを行うと栄養不足により貧血を起こします。
    改善するためには正しい食事法が必要です。

「みよし整骨鍼灸院」では鍼灸による冷え性の治療を行っています。
三陰交、太衝、血海などの経穴(ツボ)に鍼や灸を施します。治療後は体の芯から「ぽかぽか」と温かくなります。

お電話にてお気軽にご相談下さい。当院へのアクセスに関してもお問合せください。